PythonでQRコードを作成する方法 「qrcode」モジュール

技術

はじめに

PythonでQRコードを作成する方法を紹介します。

今回は「qrcode」というモジュールを使用してみました。

環境

  • Kubuntu 24.04
  • Python 3.12.3

事前準備

今回ご紹介するサンプルコードでQRコードを生成するには下記2つのライブラリのインストールが必要です。インストールはpipコマンドを使用します。

・「qrcode」ライブラリ

pip install qrcode
Bash

・「Pillow」ライブラリ

pip install pillow
Bash

サンプルコード

サンプルコードを作ってみました。

下記になります。

import qrcode

QR_FILE_NAME = "Create_QrCode.png"

# Version10 謝り訂正レベルM
qr = qrcode.QRCode(
    version=10,  # QRコードのバージョン(10)
    error_correction = qrcode.constants.ERROR_CORRECT_M,  # 誤り訂正レベルM
    box_size=5,  # サイズ設定
)
qr.add_data("https://chaba-lab.com/")  # QRコード化したい文字列を追加 URLはこのブログのURLです
qr.make()  # QRコード作成
img = qr.make_image()  # QRコードの画像化

# 画像ファイルを保存
img.save(QR_FILE_NAME)
Python

実行結果

実行すると、「Create_QrCode.png」というpngファイルが作成されます。

画像を表示すると下記になります。

スマホのカメラなどで読み込んでみると、このブログのURLが表示されると思います。

QRコードが作成できました。

画像サイズを調整する

サンプルコードの9行目、「box_size」という引数を調整してQRコードのサイズを調整できます。

デフォルトは10になるので、大きすぎる場合は数字を少なくして調整しましょう。

QRコードの仕様について

QRコードはデンソーウェーブの登録商標になります。(最初知った時はびっくりしました。知らなかった。。)

また、QRコードは国家規格や国際規格で規格化されているので、仕様がしっかりと決められています。

下記が参考になると思うので、リンクを貼ります。

QRコード規格化・標準化|QRコードドットコム|株式会社デンソーウェーブ
QRコードは国家規格や国際規格で規格化されており、誰でも安心して仕様を入手することができます。

おわりに

今回はPythonを使用してQRコードを作成する方法をご紹介しました。

ライブラリを使用するだけで結構簡単に作成できるので便利ですね。