「dpkg」コマンドの使い方について

技術

はじめに

今回はdpkg コマンドについて調べてみました

環境

  • Ubuntu 24.04.1 LTS

コマンド概要

「dpkg」コマンドはdebファイルを扱うコマンドになります。

debファイルとはdebianのパッケージファイルで、例えばubuntuなどでchromeのインストールパッケージを公式サイトから取得すると「.deb」というファイルがインストールされます。このファイルです。

windowsでいう「.exe」みたいなものだと思えば良いかなと思います。

実際に使ってみた

「dpkg」コマンドはこのコマンド単体で使用するのではなく、オプションを指定して使用します。

今回は自分が調べてて便利そうな2つのオプションを使ってみたいと思います。

「dpkg – l」コマンド

「dpkg – l」はインストールされているパッケージ一覧を表示するオプションです。

オプションの「-l」は小文字の「l」になります。大文字の「L」は別のオプションになるので注意が必要です。

※「dpkg – L」は次に紹介します。

実際に実行してみるとこのような結果になります。

現在のPCのパッケージのインストール状況がわかるので便利ですね。

すべてのパッケージ一覧が出てくるので行数が多いです。途中で中断したい時は「q」を押すと中断できます。

「dpkg – L 」コマンド

「dpkg – L」は指定したパッケージでインストールされたファイルの一覧を表示するコマンドになります。

使い方としては「dpkg – L パッケージ名」になります。

実際にパッケージ名にVSCode(パッケージ名はcode)を指定してコマンドを使用してみます。

パッケージをインストールすることでいろいろなファイルがインストールされたんだなということが分かります。

おわりに

今回はdpkgコマンドについてご紹介しました。

今回紹介したコマンドは普段使いではそこまで使用しないコマンドだと思いますが、特定のパッケージをインストールした時にOSの挙動がおかしくなったりしたときの調査に使えそうなコマンドだなと思いました。