こんにちは。ちゃばです。
本日はUbuntuのaptリポジトリサーバーを日本のミラーサーバーに変更する方法を紹介します。
aptのリポジトリサーバーって基本的に変更しないですよね。
自分もそうでした。
しかし、Ubuntuを利用していると、パッケージのアップデートやインストールの際にダウンロードが遅いと感じることがあります。これは、デフォルトのリポジトリサーバーが海外にあるためです。
日本国内のミラーサーバーを利用することで、通信速度を改善することが可能です。今回は、日本のミラーサーバーの中では一番早いICSCoE(産業サイバーセキュリティセンター)のミラーサーバーを利用する方法を解説します。
他にも日本のミラーサーバーはありますので好きなサーバーを選んでいただければと思います。
下記からミラーサーバーを確認することができます
https://launchpad.net/ubuntu/+archivemirrors
動作環境
Ubuntu 24.04 LTS
現在のリポジトリ設定を確認
まず、現在のリポジトリ設定を確認します。
cat /etc/apt/sources.list.d/ubuntu.sources
Bashcatコマンドで確認すると、URIsにarchive.ubuntu.com
やsecurity.ubuntu.com
が設定されていると思います。
sedコマンドでICSCoEのミラーサーバーに変更
では実際にaptリポジトリをミラーサーバーに変更します。
変更はsed
コマンドを使用します。
archive.ubuntu.com
を、まとめてICSCoEのURLに置き換えます。
sudo sed -i.bak -r 's@http://(jp\.)?archive\.ubuntu\.com/ubuntu/?@https://ftp.udx.icscoe.jp/Linux/ubuntu/@g' /etc/apt/sources.list.d/ubuntu.sources
Bashこのコマンドで、/etc/apt/sources.list.d/ubuntu.sources
の対象部分が一括変換されます。
/etc/apt/sources.list.d/ubuntu.sources
の中にはURIにsecurity.ubuntu.com
というURIもあるのですが、こちらはセキュリティアップデートの適用が遅れる原因になるので書き換えません。
念のため、.bak
付きのバックアップも同時に作成されますので何かあった時も安心です。
万一不具合が出た場合は、作成されたバックアップファイル(/etc/apt/sources.list.d/ubuntu.sources.bak)
を使って元に戻すことができます。cpコマンドで現在の/etc/apt/sources.list.d/ubuntu.sources
に上書きコピーしましょう。
リポジトリを更新
設定が完了したら、リポジトリ情報を更新します。
sudo apt update
Bash特にエラーが出なければ、ICSCoEのミラーサーバー経由でパッケージが取得されるようになります。
参考文献
・ChatGPT(2025年8月26日生成)
まとめ
今回はUbuntuのaptリポジトリを日本のミラーサーバーに変更する方法についてご紹介しました。
ICSCoEの国内ミラーサーバーを設定することで、アップデートやパッケージ取得が高速になりますのでおススメです。
もし現在aptコマンドのネットワークの速度が遅いなと思った方は一度お試しください。
それでは!